みなさん、こんにちは!
もう秋が少しずつやってきましたね。夜には涼しく感じるほどです。
先日、先輩が結婚式をしました。
同じ会社、同じ店舗で4年一緒に働いた先輩です。
一番近くにいて、一番長い時間を過ごして、一番私の人生に影響をもたらした先輩です。
大好きなその人のおかげで、私はより一層結婚式が好きになったと言っても過言ではありません。
そんな先輩が結婚しました。
先輩の計らいで、当日は一番近い場所で、その姿を見ていました。
もう違う店舗にいるのに、サブプランナーをして欲しいと言ってくれました。
そのときから私はこの日をずっとずっと楽しみにしていました。
結婚式が大好きな先輩なので、きっといろんな想像を超えてくると思っていました。
内容はさておき、私はこの日一番感動した姿があります。
それは、新郎と新婦が手を繋ぐシーンです。
だれかに言われた訳でもありません。
だれかがあえて注目するシーンでもありません。
ただ、なにげなく手を繋いでいたのです。
写真撮影や歩くとき、どんなときでもです。
その姿を見ていたら、なにも言わなくても二人の距離感や、ふたりのいつもの姿が見えた気がしました。
私が結婚式を創る上で、この何年かで感じたことがあります。
ウェディングプランナーとして、感動のシーンや、素敵なシーンを生み出すために、仕掛けることも大事です。
どんな曲で、どんな雰囲気にしていくか、考えることはもちろん、創り出すことはとても大事なことだと思います。
ただ、それ以上に、ふたりらしくいられる瞬間を大事にする。
その時間こそ、一番いいシーンを生むかもしれないと思いました。
だれが仕掛けたわけでもない、その手を繋ぐ瞬間は私が見ていた結婚式の中で、私が一番ふたりらしいと感じた瞬間です。
そんなシーンを大事にしたい。
そう強く思い、この結婚式で学びました。
いつも先輩には学んでばかりです。
かなり上をいくその姿をずっとずっと追いかけていました。
この結婚式は、そんな先輩に少しでも恩返しがしたいと思いました。
この結婚式はきっと私が一瞬たりとも忘れない瞬間の連続だったと思います。
彼女はとても綺麗でした。
涙が止まらなかったこの1日、私は一度も彼女におめでとうという言葉をかけていません。
感動しすぎて、一番に出そうなその言葉を言うことすら忘れてしまいました。
今度ちゃんと伝えようと思います。
昨日から9月ですね。
たくさんの結婚式があります。
なにげないふたりらしさが生まれる瞬間を見逃さないように私も全ての結婚式を楽しみにしていようと思います。
もりやま
三重県津市の結婚式場・ゲストハウス
ミエルココン